アイナナオタにオススメしたいジャニーズ3選
アイナナ、やばくないですか?
私結構ジャニオタ深かった時期があって、あの頃結構アイドルとは何たるものか、アイドルはどうあるべきか、って考える激ウザタイプのオタクだったんですよ。
で、あの頃の私が言語化できなかった、けれど心の中に確かに飼ってたアイドルへの感情とかを、アイナナは言語化してくれる。
これ結構やばいと思う。
つまりアイナナ制作者はアニオタであると同時にドルオタ。激アツい。
他のアイドル系ゲームもやったことあるんですけど、アイナナほど「アイドル」への関心は深くなかったと思うんですよね。
または全てのキャラクターにアイドル哲学が共通してた。
でも、アイナナは違う。
アイナナって、各グループにアイドル哲学があって、それが対立したり(最新20章)する。リアリティありすぎだろ。好き。
で、アイナナやってると本当に「あーーーーこれわかるう」って思うところとか、「これあのアイドルで見たことある」って気づくとことかあって、もうアイナナ好きな人はジャニーズ好きになれると思うので、紹介させてください。逆もしかり。
前述した通り、アイナナのアイドルたちはそれぞれにアイドル哲学があると思うので、グループごとにオススメを書きました。自担(郷に入っては郷に従えなので、推しではなくあえて自担)のだけ読んでもいいですし、「えーーー私全員好きだから選べない><」っていう事務所担は全部読んでください。5000字あるけど。あと最新3部20章のネタバレありますたぶん。
ちなみに、ZOOLオタには申し訳ないですけど、まだZOOLのアイドル哲学が描写されきっていない(たぶん4部でされるよね?)ので、IDLiSH7とTRIGGERとRe:valeだけです。でも了さんが好きな人は2006年DREAM BOYSの横山裕が絶対に好きなので、DVD見てください。ブックオフで500円くらいで叩き売られてます(悲しい)。
IDLiSH7→→ジャニーズWEST
陸くんに「訴求力」があるって話、あるじゃないですか。私はそれを「センター力」って呼んでいるんですけど、その意味でIDLiSH7はジャニーズWESTによく似ているな、と。
ジャニストのセンターはどこまでも重岡大毅なんですけど、別に重岡くんがジャニストの中で一番顔がいいからではないと思うんですよ。
私は個人的にジャニストでは重岡くんが一番顔が好みだけど、藤井流星とか小瀧望とかのが正統派イケメンじゃないですか? 違いますか? たぶん合ってるよね。
じゃあ重岡が一番喋れるのか、一番踊りがうまいのか、一番演技がうまいのか、一番歌がうまいのか、etc..
わたし、センターがセンターたる所以ってそこじゃないと思うんです。
一生懸命歌って踊って、そうやってグループを背負って、苦しくても笑って、そうやってアイドルをしていることが似合う、ってことだと思う。
重岡くんは、その意味で、めちゃめちゃ正統派センターだと思う。センターとしての苦悩とか、背負う覚悟とか、そういうものに惹かれるオタクも多いんじゃない? いや知らんけど。
山田涼介とか、佐藤勝利とかって、めちゃめちゃ圧倒的に顔がいいから、逆に正統派センターじゃない。
ほら、乃木坂とか欅坂とかAKBとかそういう秋元康のグループって、すごくわかりやすくって、生駒ちゃんとか平手ちゃんとか前田のあっちゃんが顔がずば抜けていいかって言われるとちょっと違くない? まいやんとかこじはるとかの方が正統派美人じゃない?*1
でも、やっぱり乃木坂も欅坂もAKBも、「センターはこの人!」っていう印象が強いじゃないですか。
叩かれても何しても、凛としてセンターに立って、全部背負う。
それがセンター力。
そのプレッシャーに耐えて、倒れて、でもステージを目指す、それがセンター。その物語そのものがセンター。
ジャニーズには鉄の掟があって、それは、
「Show must go on. 何があっても、ショーは続けなければならない。」
堂本光一主演の舞台「Shock」が有名だけど、誰がどんな怪我をしていようが、どんな裏切りがあろうが、ショーの先に死が待っていようが、ショーは続けなければならない。
これがジャニーさんプロデュース舞台の共通のメッセージです。
それを舞台とはまた違った形で、人生として体現するのがセンターなんだと思う。
話が逸れたけど、あとは、物語としても、似てるんじゃないかと。
IDLiSH7、最初オーディションで人数しぼるはずだったのに、7人でデビューしたじゃん。
ジャニストも最初、4人でデビューするはずだったんです。
これをジャニーさんに直談判して7人でのデビューに変えたんですよね。
ジャニーズって結構ジュニアの時のユニットでデビューさせてもらえないんですよ。古くはV6、そして嵐、NEWS、Sexy Zone。どんなに力を合わせてやってきても、デビューの時には残酷に選ばれる。
それを自分たちの力で「この方が絶対におれたちは魅力的だ」って主張して、そして、実際にそれを認められる。これって、すごいことです。
ということで、IDLiSH7の女は、ジャニーズWESTをぜひ。
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TRIGGER→→KAT-TUN
いや、これは疑いの余地ないでしょ。
KAT-TUNのデビュー時のキャッチコピー「セクシー&ワイルド」「ブラック&シルバー」だよ? 今残ってる3人、全員長髪ピアスだったからね? ああそうじゃん。今3人だし。いろいろとお騒がせグループだし。
もうKAT-TUNがTRIGGERじゃん(?)
ふざけたことはさておき、私自担は亀梨和也くんなんですけど、アイナナ最初に読んだ時は間違いなく天推しでした。
だって、あんなんだけど、亀梨くんって天側の人間なんです。ファンの前で絶対に泣かない。
天も言ってますけど、悲しみでお客さんを扇動することはアイドルの仕事じゃない、っていう側の人なんですよ。
あとまあスキャンダル出さない。本当にガチのスキャンダルが少ない。
デビュー当初のきょんきょんくらいじゃない? ちゃんと出たの。
共演女優と毎回一応サイゾーが出すんですけど、「いやまたかよ……。もうちょい頭働かせてさ、こう、なんか接点そんなない駆け出しのモデルとかと出した方がリアルだと思うよサイゾー」って思ってた。
私アイドル恋愛全然OKの派閥のモンペなんだけど、亀梨くんはそういうこと考えることもない。もうなんか、プライベートに関しては特にオタクが揉めない。もうさ、オタクはいつまでも「ろくーん好きな人ブロックします」「3人過激派はお断り」って言ってんじゃねえ。他にやることあるでしょ。
天は楽は龍はTRIGGERは、「お客さんを楽しませること」が第一じゃないですか。
自分がこういう表現がしたいとか、自分はこういう歌が歌いたいとかじゃなくって、こうしたらお客さんが喜んでくれるんじゃないか、楽しいんじゃないか、ってそこを中心に世界が回ってる。
亀梨くんもそうなんですよ。ちょっと頭のおかしい演出とか(2009ライブ「1582」)、サングラス外す演出とか、えっっろいリップ音とか、メンバーとの絡み方とか、そういうの、全部ファンが喜ぶからやってるんです。そこを中心に世界が回ってる。*2
それからね、KAT-TUNのライブって本当に頭いっこ抜けて楽しいんです。
それって、ファンの目線になって、どこの席にいても、誰が好きでも、ライブが楽しめる、ってことに重きを置いてライブを作ってるからだと思う。
「ファンが楽しめる」を「自分がやりたいこと」より優先できる、あるいは両立できるのが、KAT-TUNをTRIGGERファンにオススメする理由。
KAT-TUNはデビュー前の下積みが長い*3からか、一日11公演とかありえないことをやっていたからか、舞台経験が多いからか、グループでバックついてたからか、まあ知りませんが、本当にライブに外れがない。
私のオススメはこの2つ。
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10ks見る前は、3人になった悲しみとか苦しさとかそういうエモいの押してくるのかと思ってたんですよ。だって、充電期間前最後のKAT-TUNだから。でも違った。ちゃんと最初から最後までかっこよかった。大好き。
充電期間後の復活カウコンもそう。対比するとあれだけど、それはアイドルとしての信じてる神の違い(©朝井リョウ)なので良い悪いではないので怒らずに聞いてほしいんだけど、NEWSが飲酒で2人抜けたあとのカウコンで歌った曲は、「星をめざして」だったんですよ。
一度死んで またよみがえる そんな魔法をかけられていた
エモーーッ。好き。*4でもどちらかというと、IDLiSH7側の「物語」で、訴求力で、お客さんを感動させるタイプの手法だよね。それも好きなんだけどね。私は。
対して、KAT-TUNはというと、「Real Face」。
ギリギリでいつも生きていたいから
知ってる。
きみらがギリギリでいつも生きていたいのはよおく知ってる。私のキリキリ痛んだ胃が知ってる。ついでに抜けたAの彼がもうちょっと余裕もって生きたいのも知ってる。*5
叫ぶ言葉は「ヘイドーーム!!!」。
「ただいま」でも「ありがとう」でもなく「ヘイドーーム!!!」。
何万回聞いたかわからない「ヘイドーーム」。*6
新曲もかっこいいけど別にエモくはない。なんなら亀梨くんドラマ主題歌ですから。本当にいつも通りにシングル切ったって感じ。
ちゃんとかっこいい。何度かブレたけど、それでもやっぱりKAT-TUNにはかっこいいが似合う。
そして、誰ひとり、泣かなかった。中丸くんは泣くと思ったよ私は。でも、泣かなかったから、あの日が物語にならなかったんだと思うよ。
死ぬほどかっこいいだけの、いつものKAT-TUNでした。
KAT-TUNには、まあオタクとKAT-TUNしか知らないでしょうけど、「ハルカナ約束」とか4人最後の曲「君のユメ ぼくのユメ」って曲があって、エモくなろうと思えばいくらでもエモくなれたんです。
でも、それを選択しなかった。
それがMOPで、久しぶりの公の場で、「ただただかっこいいだけのいつものTRIGGER」を選んだTRIGGERとKAT-TUNの接点なんじゃないかと思います。
KAT-TUNとTRIGGERは信じているアイドルが一緒だと思うよ。
というわけでTRIGGERの女は、KAT-TUNをぜひ。
Re:vale→→KinKi Kids
なんかもう、人数でオススメしてるみたいになってきちゃったな。
でも聞いてほしい。
まずね、ユキとモモ、お互いを「相方」って言うじゃないですか。
これ、今でこそシンメがよく自分の対を指してそういいますけど、昔はジャニーズ、というかアイドル、そういう言葉遣いをしなかったんですよ。
ジュニアの頃Mステに出て*7、剛さんが光一さんのこと「うちの相方が~」って言ったんですよ。
そしたらタモさんに「キミら相方相方って芸人みたいだな」って突っ込まれたんです。*8
つまり、それまで、アイドルが自分の対のこと「相方」なんて言わなかったんですよ。でも、キンキが相方って言い続けたから、「相方」は普通の言葉になった。
Re:valeにもそういう伝説をね、こう、作っていってほしいよね(?)
それから、夫婦漫才。
これは2人組の宿命なのかもしれないけど、よくキンキも自分たちのことを夫婦に例える。し、倦怠期とラブラブ期がある。
いや、これね、オタクから見てそう、っていうのなんだけど、でもアイナナの世界のオタクも絶対言ってると思うよ。夫婦漫才やってなかった期間のこと、絶対「倦怠期」って呼んでたでしょ、アイナナの世界のRe:valeオタ。
2000年代前半は割と光一さん→剛さんが強めです。それは後述する剛さんの病気の都合とかもあるのかも。
1人ずつで全国を回って、最後に2人集合する、っていうイベント?がそのころあって、そこで光一さん本当にでれっでれで「やっぱおれ、おまえがいなきゃだめやわ」って言ったり、急に抱きしめたりするんだわ。
ここ最近は割と剛さん→光一さんだったんだけど、Topaz Loveあたりから矢印が向き合ってる気がします。今いいですよキンキ。
ちなみに、この矢印にファンは介在しないです。ファンはケツ向けられて2人の世界に入ってるMCが大好き。
こっちには投げキスもお手振りもほとんどしないくせに、相方の誕生日をオリジナルソングやキスで祝い、キスされてからわけわからなくなっちゃうキンキが大好き。
We are Φn' 39!! and U? KinKi Kids Live in DOME 07-08(通常盤) [DVD]
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あとモモ歌えなくなる事件。2部の。
ほら、関西出身だから、って昔はキンキしゃべることを求められたり、ひょうきんなキャラクターを求められていたんです。
本当は剛さん、そういうの苦手だったのだけれど、求められることをやってたんです。今アラサーくらいの人は剛さんに明るいイメージがある人もいるんじゃないですか?
でも、面白くもないのに笑う、言いたいことを言えない、そしてめちゃめちゃ忙しい、プレッシャーもすごい、そんな環境に心がやられてしまって、剛さん、パニック障害になってしまったんです。過呼吸とか。
それを隠して、光一さんに支えてもらいつつやってたんですけど、生のステージでは隠しきれずに結局ファンに公表しました。*9
あとあと、アイドルというよりアーティストっぽいところも、Re:valeとキンキは似てるよね。
Re:valeも自分たちで曲作ったり、アレンジしたりするじゃん。
キンキも昔「LOVE LOVE 愛してる」って番組で吉田拓郎さんっていうまじですごいアーティストにギター教えてもらって作曲も教えてもらって、自分たちで曲作るんですよ。
「愛のかたまり」はすべての界隈のオタクが好きな曲ですけど、これも2人で作った曲。
「Hey!みんな元気かい」を聞いた若い光一さんがまだこの曲の良さがわからず、「キンキはこうあるべき」っていう反骨心を持って作曲したってエピソードまで含めて愛してる。
- アーティスト: KinKi Kids,堂本剛,YO-KING,永六輔,F.L.P,吉田健,林部直樹
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自分たちの作った曲を大切にしてほしい、っていうユキさんの気持ちが、岡崎事務所を選ばせた(あってるよね?)のも、キンキっぽい。
あとRe:valeめっちゃ生バンドつけてツアー回りそうじゃん。キンキも生オケつけて回ったりするから。一緒。
最後に、この話題に触れるべきかはわからないですけど、この界隈、めっちゃオタクの対立が激しいんです。
剛さんが好きだけど光一さんは大っ嫌いとか、光一さんが好きだけど剛さんは大っ嫌いとかいうオタクがかなり多い。あとこれはジャニオタ全体に言えることかもしれないけど、妄信的なftr(ふたり)厨も多い。だからしょっちゅうツイッターでもめてる。
でも、もしかしたらアイナナの世界のオタクもそういうことは起きているのかもしれない、そしてそれによる攻撃とかもあるのかもしれない、と思いますし、それはそれで皆様の妄想活動は膨らむのではないかと思います。
これは他Gですけど、ウワサでライブにあるメンバーのうちわの顔に×書いたものが持ち込まれたとか、「○○死ねーーー」ってMCで叫んでるヤツがいたとか目にあたると失明する赤のレーザー?みたいなのででメンバー狙ってるヤツがいたとか、どこまで本当だって感じだけど、たまに聞くので、現実世界ではもうそんなことが起きてほしくないし、楽しいアイドルの世界で喧嘩はやめて―――という気持ち。だけどまあ、創作活動には皆様存分に生かしてください。
というわけで、私から言えることはこんな感じで全部です。とりあえず、アニオタとジャニオタ、喧嘩しないで生きていこうよ。